国語の問題は抽象と具体の往復です。
傍線部に抽象的な事が書いてあれば、
それを具体的に捉え直した表現を探して意味を捉えます。
段落序盤から具体的な話が続いていれば、
段落終盤にはそれらをまとめた抽象的な表現があらわれます。
記述されているのが具体的な事なのか抽象的な事なのかを見極めましょう。
それは例えば接続語を意識して読む事から始まります。
「A。つまりB。」という具合に「つまり」があれば、これは要約の表現です。
その場合にはAと比べてBは抽象的な表現であると考えます。
「C。例えばD。」という具合に「例えば」があれば、これは例示の表現です。
その場合にはCと比べてDは具体的な表現であると考えます。
「こんなことは基本的な国語力の問題であり、分かっている」
とお思いの方もいますが、それを意識して読むのと、
ここに書かれて「当たり前だろう」と考えるのは大きな差があります。
具体と抽象の往復を意識して捉えているのか、
それとも何となく「雰囲気」を「センス」で捉えているのか。
これまでの自分の国語の点数が教えてくれているはずですよね。
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